山崎
イベンター冥利につきますね。
イベントを何回も組んでると事件って起こりますよね。
わぁぁってなることが。
サカイ
そうですよね。あと。2011年の3月17日かな。
山崎
震災直後ですね。
サカイ
そう、震災後直ぐで、ライヴハウスも閉まってたりして。
4組決まってたんだけど、2組キャンセルになっちゃったんですよ。ライヴハウスからも、「こんな状況だけどやる?」って言われて、
「みんなキャンセルになるかもしれないけど、僕は行きます。」って言ったんです。
そしたら、こんな時だからやりたいって言ってくれた方が2組いて。
さらに予定していなかった、木内くんって子に声を掛けたら、こんな時だから、やりたいって言ってくれるんです。木内くんは鍵盤ボーカルなんですけど、せっかくだからってギターとドラムも連れてきてくれて。ほんとにお客さん居なかったけど、あれは印象深かった。
山崎
あのときは、ぱつっと別れましたよね、意見が。
歌ってる場合じゃないって人もいたし。
やっぱり、いろいろあったイベントって精神的には擦り切れますけど、
印象にはとても残りますよね。
あれがあったから、いま頑張れるのかなって思う出来事はたくさんありますね。
サカイ
歴史あり、ですね。
あと、もうひとつ。この間、fox capture planってジャズロックのインストバンドとLOSTAGEってバンドのツーマンを企画したんです。
人と同じことをやるのが嫌いなので、変わったことしたいなって思っていたんです。
先にfoxに振ったらやりたいって言ってくれて。けっこうでかいバンドだから、まじかって嬉しくて。
LOSTAGEはコンタクト手段がなかったら、ライブに直談判に行ったんです。
ライヴ前に話しかけたら良かったんですが、ライヴ後に話しかけたんです。
それこそめちゃくちゃ有名だし、ガチガチになっちゃって、ライヴ後で感極まっててうまく話せなくて。
ほんとにあまりうまく話せなかったんですが、面白そうだからメールくれって言ってくれたんです。
9割5分くらいは断られるなって思ってたけど、メールしたら、出ますって言ってくれて、そのライヴが実現しました。
そのライヴで初めてお客さんが200人超えたんです。すごく印象深かった。
山崎
実際ライヴにいって、気持ちを伝えるって大事ですね。
いくら情熱的でも、顔が分からない人から突然メールが来るよりは、やっぱりうれしいかも。
そういえば、今回のサカイさんのイベントに出演下さる野坂ひかりちゃん、私も声掛けたんです。
そしたら、サカイさんからも声掛けて頂いてるってお返事が来て(笑)。
サカイ
そう、あのピアノなら野坂かなぁって。
そしたら、みやこさんからも声掛けられました、だから、2回出ますって(笑)。
今度の4日のイベントに関して、どうしようかなぁって考えてるときに、野坂が「姫野さんのサイン会に行って来た。」ってツイートしてるのを見て。
そういえば、二人、演りたがってたなぁと思って、これはいただきだなって思いました。
山崎
姫野さんはどんな方?私、お会いするの初めてなんです。
サカイ
えーと、アイドルかな。
山崎
アイドルなんですね。楽しみだなぁ。
サカイ
うん、括りがわかんないけど、アイドルになるのかなぁ。
肩書きはアイドルだけど、本も出したりしてるから、タレントになるのかな。
それで、サイン会があったんです。
山崎
そうなんですね。多方面でご活躍の方なんですね。アイドルの方って楽曲も良かったり、人に見られることに対しての意識が強いから、観てて気持ちいいんですよね。
私、唯一、サイン会に行ったのが大槻ケンヂさん。
列に並んで順番を待つんですけど、自分の前の前の人位で大槻さんの顔が見えてきたら、もう極度の緊張で震えてきちゃって。全然喋れなかったです。
一言だけ、「いつも聴いてます・・・。」って震えながら伝えました。
サカイ
そんなもんですよね。
山崎
誰かのサイン会とかいったことありますか?
サカイ
2、3回あります。
アイドルの写真集が出た時に握手会があって。
15年くらい前かな。
山崎
どなたですか?
サカイ
松本まりかって子が大好きで。
15年前位に一度、銀座の本屋さんにサイン会に行ったことがあります。
その後に、蒼井優ちゃんも行きました。当時まだ、全然売れてなかったけど。
「害虫」とかわかります?
山崎
あぁ、わかります、わかります。
宮崎あおいさんも出てましたよね。
サカイ
そうそう。たまたまコンビニで本観てたら、表紙が宮崎あおいで。
当時13歳くらいだったのかな。
めちゃ可愛いっ思ったんだけど、いや、ちょっと待て、俺ロリコンなのかなって不安になっちゃって。
どう考えても、幼女だし。この感情は完全にロリコンじゃないか、まじかって思って(笑)。
彼女の家の近くのコンビニだったから、彼女がいる手前買えなくて。
でも後からあれは買わなきゃダメだって思って。
山崎
ダブルあおいが好きなんですね。
サカイ
「害虫」の後の映画も全部観てます。
山崎
存在感、二人ともすごいですもんね。
サカイ
蒼井優は当時、おはスタをずっと観てて、レギュラーで出てたんですよ。
この子面白いなって思って観てたんですけど、のちに映画とかがっと出始めて。
それで舞台を観に行って、舞台の後に握手会があったんです。まだ15歳くらいの蒼井優。
山崎
生蒼井優!
いいなぁ。ほんとに美しいですよね。
その松本まりかさんも女優さん?
サカイ
アイドルなんですけど「六番目の小夜子」っていうNHKのドラマがあって
鈴木杏が主役の。それで観て、めっちゃかわいいじゃんって。
ドラマが本当に良かったのもあるんですけど。
基本的に女の子大好きだから。
山崎
あはは。女の子大好きな方のイベントってやっぱり面白い。
イベンターさんって女の子が本当に大好きな方、多いんですよ。
良く観察してるし、よく解ってるなって思います。
私だと思いつかないような組み合わせで面白くしてくれたりとか。
同性にはない視点ですね。
見てて飽きないですもんね、女の子。
私でもそう思う。
サカイ
あ、そうですか!(笑)。
山崎
サカイさんの面白い話、たくさん聞けて良かったです。
やっぱりイベントの日は、サカイさんは出演者さんと話されてるから、なかなか話しかけられないけど。
サカイ
何でネクストサンデーに行ったんだっけ。
そうだ、[lifter]から聞いてたんだ。ボーカルののんがお家みたいなんだよって言ってて、ひっかかってたんです。
choriとA Month of Sundaysのツーマンを組んだ時に、どこに連絡しても空いて無くて、やべぇどこも空いてないと思って、ネクストサンデー思い出して、連絡したんです。
山崎
そしたら空いてたんですね(笑)。
良いのか悪いのか・・・。
サカイ
空いてる!って(笑)
でもあれが始まりですから。
山崎
うんうん、そうですね。ありがたいです。
[lifter]のくにやんさんは、その前にやってたフレグマというバンドの時代からお世話になってて。
くにやんさんもご結婚されましたね。
サカイ
ですね。最近、イベントについては本当に生活重視でいいかなぁと思ってるんです。
遊びに来てくれる人とかも、生活ありきだから。
無理して来てほしくないなぁって思うし。
ファクトリーって深夜番組があって、司会がピチカートの小西さんで、
ハイロウズのヒロトが出た時があったんですけど。
「ブルーハーツから長い時間やってると、気持ちが離れちゃう人がいると思いますけど、そのことに対してどう思いますか。」って聞かれて、
「そりゃそうだよ、僕たちはドリフターズだから。小学校の時はドリフ大好きだけど、中学校になったら観ないでしょ。それと一緒で小学校の子たちが観に来てくれてば、僕たちはそれでいい。今いるお客さんをまとめて連れてどこかに行こうとは全然思わない。」って言ってたんです。
それを聞いて、なるほどねって思って、凄く気持ちが楽になって。
山崎
そうですよね。人って流れないとだめだと思うんですよね。
部活動とかもものすごく楽しくて、みんなでこのままいたい!って思うけど、
一生子どものままではいられないですものね。
きっと流れていかないと人間って成長できないのかなって思います。
サカイ
今、学生の子とかがスタッフしてくれたりしてますけど、就職決まる子もいるし、普通に彼氏とか作って好きに暮らしてほしいって思うし。
年に1回位、想い出して来てくれたら嬉しいけど。
決められた人が来るんじゃなくて、楽しいことが好きな人が来てくれればそれでいいかなって。だから、いまはそういうイベントの組み方してるし。
成長するチャンスをくれる方が周りにいるし、恵まれてるなぁって思います。
山崎
恵まれてるなぁって思えることが、素敵ですね。
サカイさん、一才上ってことはもう40歳?
サカイ
いや、今月で40歳になります!
山崎
わぁ、そうなんだ。さきほどから、40歳になるまでにはこうしたいなって、、、って言葉が良く出てきましたが、実際40歳を迎えるってなってどうですか。
サカイ
会社を辞める時に、ひとつ目標を立てたんです。40歳までに、年齢=月収にしたかった。
それが唯一の目標だったけど、叶わなかった。
山崎
叶わなかったか。
サカイ
でも今はもう、来年のイベント10周年をどうするかを考えています。
来年がんばりたいので、それを考えるので精一杯。
今となっては40歳はどうでもよくなりました。
山崎
手ごたえある素敵な10周年を迎えられると良いですね。
サカイ
あとは、ライバル視するところが完全にライヴハウス界隈じゃなくなりました。
意識しているのは手紙社なんです。
手紙社がやってる出店がばぁってあって、テントがあって、音楽やってる場所があってっていう図式が、あれやりたい、ずるいって思ってて。
山崎
なるほど、手紙社ですね。ここ数年でライブハウスじゃない形で音楽を届ける形が増えましたよね。ちょっと前まではライヴってものが沈んでいっちゃうのかなってイメージがあったのですが、また新しい形で広がっていきそうですよね。
サカイ
阿佐ヶ谷とかいい街だし、面白いこと出来ないのかなっていつも思う。
ネクストサンデーに行くまでの中杉通りとかも。
山崎
来年は新しい形ですね。
サカイ
ツーマンをどれくらい純度を高められるかってとこに今は気を使ってて。
次は500人規模位にしたいなって思ってます。
山崎
わぉ。
サカイ
あとはみやこさんが「どうしてもライヴハウスがやりたくてやったわけじゃない。」ってHPで書いてたのが大きくて。
やりたいと思って始めるんじゃなくて、めぐりあわせが合って始まるってことなんだなぁと思って。
自然と始めたことって、続けられる、続けられないって次元じゃないじゃないですか。
山崎
そうですね、気付いたらそこに居たって感じかも。
サカイ
だからすごく大きいです、みやこさんのひとこと。
ネクストサンデーでやり続けてる意味はあのひとことです。
山崎
えー、うれしいなぁ。とても。
サカイ
あれがあったから。
会社辞めてからいろいろ考えるようになって、「あまちゃん」を観てて、地元かぁって思って。
地元に帰るドラマなんですけど。
自分の音楽の原点って、フェアチャイルドや大江千里なんだけど、それ以前に新小岩にでかい公園があるんですけど、
そこに野外ステージを作ってライヴを年に1回やるんです。近所迷惑とか無視して。
俺が中学1年か2年の時、それにスカパラが来たことがあって。
あれがやりたいなって思って。今の時代は出来ないかもしれないけど、あれが出来るように頑張ろうって思ったときに、地元だなって。
最近はいろんな人に言ってる夢があって。
ビルを建てることなんです。
駅前にビルを建てて、一階が食堂、二階がライヴスペース、三階がバーにしたい。
モナレコのビル、丸々欲しいっていつも言ってて(笑)。
あれの上にシーシーシーがきたら、丁度いいって思ってます(笑)。
山崎
それは、通っちゃいますね。
サカイ
それが夢です。
山崎
壮大ですね。
サカイ
それをもとに地元に音楽の文化が根付くことが最大の夢だし目標。
小学校の時によく通った文房具屋さんとかあるじゃないですか。
あんな感じで、昔通った人が、20年後とかに懐かしいって言って、また来てくれた時点でゴールなんです。
でもたぶん、それは一人じゃ出来なくて、後継する人がちゃんといないと叶わない。だから本当に途方もないけど、それが目標。
あきらめないことかな。色んなことに対して。
山崎
最重要中の最重要ですね。
サカイ
なんとかだから、って理由をつけないで、色々と手を出すことをためらっちゃいけないと思うので
面白い事があったら真っ先に見てみることが大事かなって思います。
山崎
飛び込まないとわからないですものね。
サカイ
友達にもサカイさんって、打ち上げの席とかで笑い話にしてることをほんとにやっちゃうからすごいっていつも言われます。
実際にやっちゃったりするから。
最近は焼肉屋でイベントしたくて。カルビとビールとライヴがついて、3000円。
あとは、ドリンクカウンターから、筒を伸ばして流しそうめん。100円払うとそうめんがくる。
山崎
ひゅーってくるんだ。おもしろい。アミューズメントですね。
やっちゃう人って重要ですものね。やっちゃう人がみんなを巻き込んで新しいものを創り出していくと思うから、やっちゃう人でいてほしい。
サカイ
あとは笑ってはいけないライヴハウスをやりたい。
笑ったら罰ゲームじゃなくて、全部笑わなかったら景品がもらえるの(笑)。
山崎
いろいろプランがあるんですね(笑)。
そうやって、明確に思い描くものがあれば、年々近づいていくんだろうなぁ。
変なこと、やり続けてくださいね。
ごちそうさまでした。ありがとうございました。
サカイ
はい、ありがとうございました。
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酒井祐一 プロフィール

2006年からインディーズバンドを中心としたライブイベント“今日のできごと”を発信。
“何気ない日常にほんの少し彩りを”をテーマに月3〜9本のペースで活動中。
イベンターではなく、フィクサー。
フリークにしか出来ない物、事を模索しながらイベントもいよいよ10周年!

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